糖質制限のポイントは?糖質の少ない食品・多い食品【読むサプリ】

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糖尿病の食事療法の一つ 糖質制限食

糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法が中心になっています。食事療法では低カロリー・低脂肪の「カロリー制限」の食事療法を指導されますが、カロリー計算も難しく、結果も思うように出にくい現状もあるようです。昨今、医学業界ではカロリー制限ではなく、「糖質制限食」推奨の流れもあります。

そして、糖尿病の食事療法であった「糖質制限食」ですが、糖尿病ではなくても甘いものを食べすぎているなど食習慣の乱れが気になる人にも取り入れたい要素があります。
そこで、今回は糖質制限のポイントについてご紹介します。

糖質制限食のポイント

魚介類・肉類・卵・豆腐・納豆などのたんぱく質や脂質が主成分で、低糖質の食品を中心に食べる

②糖質(白米・精白パン・麺・白砂糖・お菓子類)は極力控える

③主食を食べる時は未精製の穀物(玄米・全粒粉パンなど)にする

④ジュース、清涼飲料水、スポーツドリンクはやめて、水やお茶を飲む

⑤野菜は糖質の少ない葉物野菜中心に摂り、いも類・根菜類は控えめに。海藻、きのこ類を適量食べ、果物は少なめに

⑥油はオリーブ油や魚油を摂る。心臓・脳血管系疾患を引き起こすリノール酸が多いサラダ油・コーン油は減らす

⑦調味料はソース・ケチャップ・みりんなどは避ける。無糖マヨネーズ・バターは使用可

⑧お酒は、糖質が少ない蒸留酒(焼酎・ウイスキーなど)なら適量飲んでよい。醸造酒は控える

⑨間食はチーズやナッツ類を中心に摂る。ドライフルーツも避ける

⑩できるだけ添加物が入っていない安全な食品を選ぶ

※「お米やパンを食べなければ、肉やバターはいくらでも食べていい」と思われがちな「糖質制限食」ですが、栄養のバランスが大切です。糖尿病でないけどやってみようという方も、まずは清涼飲料水や缶コーヒーをやめる、白米を玄米に替える、食パンを全粒粉パンに替えるなど、無理なく始めましょう。

終わりに、糖質が少ない食品・多い食品の一覧表を掲載します。糖質に気を付ける際の参考にしてみてください。

糖質が少ない食品・多い食品

糖質が少ない食品糖質が多く含まれる食品
穀類米(ご飯・粥・餅)、小麦(パン類・麺類・小麦粉・餃子の皮・ピザ生地)、そば、うどん
いも類こんにゃくさつまいも、じゃがいも、やまいも、くず、マロニー、春雨、里芋、片栗粉、コーンスターチ
甘味料エリスリトールなどの人口甘味料砂糖、和三盆、黒糖、グラニュー糖、はちみつ、メープルシロップ
豆類大豆、大豆製品(豆腐、湯葉、油揚げ、納豆など)、枝豆、無調整豆乳あずき、いんげん豆、えんどう、そら豆、ひよこ豆、レンズ豆
種実類アーモンド、杏仁、カシューナッツ、くるみ、けし、ごま、ピスタチオ、ピーナッツ、マカダミアナッツカボチャの種、松の実、ゴマ銀杏、栗
野菜類おくら、かぶ、カリフラワー、キャベツ、キュウリ、小松菜、ごぼう、大根、筍、玉ねぎ、青梗菜、トマト、なす、にら、にんにく、ねぎ、白菜、パプリカ、ピーマン、ふき、ブロッコリー、ほうれん草、もやし、レタス、あさつき、春菊、生姜、アスパラ、野沢菜、さやいんげん、セリ、うど、セロリ、パセリ、絹さや、貝割れ、スナップエンドウ、みょうが、サラダ菜、トマト、しし唐、シソ、菜の花かぼちゃ、トウモロコシ、蓮根、人参
果実類アボカドバナナ、いちご、みかん、桃、パパイヤ、ビワなどの糖質の多い果実、ドライフルーツ、缶詰類、ジュース
きのこ類全て
藻類全て佃煮類
魚介類全て(かまぼこ、ちくわ以外)練り製品(かまぼこ、ちくわ)、佃煮類、味付け缶詰
肉類牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、その他加工食品(ハム、ベーコン、ソーセージ、コンビーフ)味付け缶詰
乳製品チーズ、生クリーム(無糖)、バター牛乳、ヨーグルト(加糖)
鶏卵、ウズラ卵
調味料醤油、味噌(白みそ以外)、塩、酢、マヨネーズ(無糖)、香辛料ウスターソース、とんかつソース、コンソメ、白みそ、酒かす、オイスターソース、ケチャップ、チリソース、カレールウ、ハヤシルウ、シチューのルウ、焼肉のたれ、ポン酢
菓子類砂糖を含んだ菓子類、スナック菓子、米菓子(おかき、あられなど)
油脂類オリーブ油、ゴマ油、しそ油、バター、ラード、ヘッドリノール酸を含んだ油